【アラビア語あいさつ】いただきますの「ビスミッラー」、ごちそうさまの「アルハムド リッラー」
こんにちは!
クウェートのよしくんです。
前回はありがとうの「シュクラン」、ごめんなさいの「アナ アースィフ」をやりましたね!
今回は食事の場面で使えるアラビア語フレーズを紹介しようと思います。
「いただきます」と「ごちそうさま」ですね!
実はこの2つの表現は神が関わる表現なので、イスラームに直接関連する表現ですね。
では見ていきましょう!
「いただきます」は始めるときの「ビスミッラー」
アラビア語で「いただきます」は「ビスミッラー」と言います。
これは「神の御名において」という意味です。
ムスリムは、なにか物事を始めるときにこの「ビスミッラー」を唱えてから始めることが多いです。
「やるぞ!」とスイッチを入れるときの言葉ですね。
実際に僕自身がクウェート留学していた際も、アフガニスタンの留学生が音読の時などでよく言っていました。
アラビア語で書くとこんな感じになります!
「このアラビア語どうやって書くんだろ…?」って思った方はアラビア語の書き方説明している記事で勉強してみてくださいね!
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では実際に「ビスミッラー」を分解して見ていきましょう!
分解して見てみると、このような意味になっています。
「ビスミッラー」の文法解説
1. 「ビ」:前置詞で「〜をもって」という意味。
2.「スミ」:名詞「イスム」で、「名前」という意味。
この場合は「ビ」にくっつくために「イ」の音であるアリフが落ちています。
3.「ッラー」:名詞「アッラー」で、「唯一神アッラー」という意味。
今回は前のめいにくっつくために「ア」の音が落ちて「ッラー」になっています。
これで意味が分かりますね。
「唯一神アッラーの名をもって」という意味で「神の御名において」と日本語では説明されたりします。
実はもっと長い表現もある
実は「ビスミッラー」は本当はもっと長い言葉だったりします。
「ビスミッラーヒ ッラフマーニ ッラヒーム」です。
これで「慈悲深く、慈悲あまねく神の御名において」と訳されたりします。
一応、アラビア語確認してみましょう。
ビスミッラーの後ろに「ッラフマー二」と「ッラヒーム」がくっついているカタチになっています。
この二つはどちらも形容詞で「慈悲深い」という意味です。
文法的には、形容詞「ラフマーヌ」も「ラヒーム」も、前の単語「アッラー」にかかっています。
形容詞は前の名詞にかかるときにその名詞と同じカタチになる性質があります。
そのため、定冠詞「アル」がくっついて、前の単語とくっつくことで「アル」の音が落ちて「ッ」になっています。
「ごちそうさま」は神への感謝を表す「アルハムドリッラー」
「ごちそうさま」は「アルハムドリッラー」と言います!
「アルハムドリッラー」は、「元気です!」と言う時にも出てきましたよね。
こちらです!
その時の「アルハムドリッラー」と全く同じものになります。
実際に分解して見ると、以下のようになっています。
アルハムドリッラーの文法解説
1.「アル」:定冠詞で、英語でいう「the」です。
2.「ハムド」:名詞で「讃美」という意味です。
3.「リ」:前置詞で「~のため」という意味です。
4.「ッラー」:名詞「アッラー」(神)が「リ」とくっつぃてアの音が抜けたカタチです。
これで「アルハムドリッラー」になります!
どちらも「神」が関係する表現
ビスミッラーの長いほう「ビスミッラーヒ ッラフマーニ ッラヒーム」は、実はクルアーンの最初の章「開扉章」で使われています。
礼拝をしている人も必ず言う言葉で、何か始めるときによく使われる単語なんですよね。
また、「アルハムドリッラー」も神への感謝を表す表現ですよね。
そのため、以前紹介したように「元気です、おかげさまで」の表現でも使うんです。
余談ですが、クウェート留学中の授業の発表会で、最初に僕が「ビスミッラー」と言ったらムスリムの留学生や先生が「おおー」ってなってました(笑)
使ってみるとリアクションもらえるかもしれないですね。
ぜひ使ってみてくださいね!
まとめ
今回は「いただきます」の「ビスミッラー」と、「ごちそうさまでした」の「アルハムドリッラー」を紹介しました。
覚えられましたでしょうか?
次回も意味を解説しながらあいさつ紹介しますので楽しみにしてくださいね!
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読んでくださりありがとうございました!