【アラビア語あいさつ】「お大事に」は「サラーマトゥカ」
こんにちは!
クウェートのよしくんです。
前回は食事でおごってもらったときの「アクラマカッラー」を紹介しました。
今回は前回までとはちょっと変わって、体調を崩した方に使える「お大事に」の表現を紹介しようと思います!
今まで紹介した表現ともちょっと似ているので面白いかもしれませんね!
「お大事に」は「サラーマトゥカ」で相手をいたわる
例えば、留学先のクラスメートや中東で会社の同僚が病気で休んだ時、「お大事に」って伝えたいですよね。
そんな時に使えるのが「サラーマトゥカ」です。
アラビア語で書くとこんな感じになります。
「このアラビア語どうやって書くんだろ…?」って思った方はアラビア語の書き方説明している記事で勉強してみてくださいね!
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では実際に「サラーマトゥカ」を分解して見ていきましょう!
分解して見てみると、このような意味になっています。
「サラーマトゥカ」の文法解説
1.「サラーマ」:名詞で「安全」「無事」を意味します。
本来は「サラーマ(トゥン)」の音で、今回は後ろに繋がるので「トゥ」の音が残っています。
2.「カ」:名詞等にくっつく人称代名詞で「あなたの」という意味です。
女性に対して使う場合は「キ」の音になります。
これで「サラーマトゥカ」になります。
意味としては、直訳では「あなたの無事」となり、「あなたの健康(無事)を祈っています」というニュアンスの意味になります。
実は今まで紹介したフレーズで理解できる
実はこれ、今まで紹介したあいさつフレーズの一部分がでできてます!
「サラ―マ」は、「さようなら」を表現する「マアッサラーマ」と同じ「サラーマ」です。
「カ」に関しては「元気ですか?」を表現する「カイファ ハールカ?」と同じ「カ」です。
「これ、なんか他の表現と似ているな…」って思った方はご名答です。
学習の成果が出ていてニヤニヤが止まりませんね(笑)
初めて知った方は、ぜひそちらのあいさつ表現も参考にしてみてくださいね!
別表現「サラーマート」と「アッラー ヤシュフィーカ 」
ついでに「お大事に」の別の言い方も紹介しますね!
「サラーマート」
1つ目が「サラーマート」です。
アラビア語表記はこんな感じです。
先ほどの表現とほぼ一緒のカタチですよね。
単語としては、名詞で「平安」「無事」を表す「サラーム」の複数形のカタチです。
実際の使用例
実際に僕が教わってた教授が「サラーマート」を使っていたのでその会話お見せしますね。
日本語訳
ボク:ごめんなさい(アナ アースィフ)。頭痛があり、今まで寝ていました。
教授:問題ないです…お大事に(サラーマート)。
ボク:ありがとうございます。明日は出席します。
ごめんなさいは以前紹介した「アナ アースィフ」でしたよね
最後にありがとうの意味で「シュクラン」と返しています。
この2つの表現は以下の記事でチェックできます。
「ごめんなさい」の後には、教授が「お大事に」ということで「サラーマート」と言っています。
こんな感じで会話に表現が入ってくるんです。
神を使った表現「アッラー ヤシュフィーカ」
2つ目は「アッラー ヤシュフィーカ」です!
アラビア語で書くとこんな感じです。
これは分解して解説しますね。
分解して見てみると、このような意味になっています。
「アッラー ヤシュフィーカ」の文法解説
1.「アッラー」:名詞で「神」という意味で、ここでは主語です。
2.「ヤシュフィー」:動詞で「治す・治癒する」という意味です。
元々は動詞「シャファー」で、それが三人称単数の未完了形に変化したカタチです。
3.「カ」:代名詞で「あなた」という意味です。ここでは動詞の目的語です。
これで意味が分かりますね!
「神があなた(の病気やけが)を癒してくれますように」という意味になります。
イスラーム教徒の生活の指針には、常に神の存在があることがこの表現からも分かりますよね。
まとめ
今回は「お大事に」の表現として「サラーマトゥカ(キ)」、「サラーマート」、「アッラー ヤシュフィーカ」をやりました。
やっぱり体調崩したりすることは誰にでもありますので、必ず使うことになる表現です。
現地滞在するときや中東の友人がいる場合は覚えておくと良いかもしれませんね!
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読んでくださりありがとうございました!