【アラビア語文法】63〜65:「[場所]に[モノ]がある」の表現
今回は「[場所]に[モノ]がある」の表現の方法について説明します。
「[モノ]は[場所]にある」をベースに考える
「[モノ]は[場所]にある」の形である「その本はここにあります」は、上の文のようにアルキターブ フナーとなります。
一方で、「ここに一冊の本があります」と言う場合、下の文のようにフナー キターブンと、主語であるキターブンが後ろなります。
これは、キターブンが非限定名詞で、聞き手が初めて知る新しい情報になったためです。
英語でHere is a bookの倒置が起きるのと同じ理屈になります。
[場所]を[前置詞+名詞]で表す場合
場所+非限定の形を取ると、「場所に非限定がある」の意味をとることができます。
これは、場所を表す言葉が前置詞+名詞となっても同じです。
例えば「机の上に一冊の本があります」であれば、アラ ルマクタビ キターブンとなります。
アラ:前置詞アラー「~の上に」
ル:定冠詞アルの、アの音が飛んだもの
マクタビ:「机」を意味するマクタブの属格
キターブン:一冊の本