【アラビア語あいさつ】 「おはよう」と「さようなら」の表現
こんにちは!
クウェートのよしくんです。
前回は「こんにちは」にあたる「アッサラームアライクム」についてお伝えしました。
その中で前回は「英語とアラビア語はあいさつが意外と似ているよ!」って話もしました。
相手への「祈り」の意味が元なんじゃない?って話でした。
今回はそれをもとに「おはよう」と「さようなら」について説明します!
「おはよう」は「良い朝」
まずは「おはよう」からです!
英語の場合は「Good morning」で、直訳は「良い朝」ですよね。
これは祈りのメッセージで、もともと「I wish you a good morning.」だったと前回お伝えしました。
これ、実はアラビア語も同じ感じなんですよね。
アラビア語で「おはよう」は「サバーフ ルハイル」で、意味は「良い朝」「善の朝」という意味になります!
アラビア語で書くとこんな感じです。
「このアラビア語どうやって書くんだろ…?」って思った方はアラビア語の書き方説明している記事で勉強してみてくださいね!
アラビア語のオススメ学習法はこちら
では、実際に「サバーフ ルハイル」を分解して見ていきましょう!
分解して見てみると、このような意味になっています。
サバーフの部分
1.「サバーフ」:そのまま「朝」という意味です。
ルハイルの部分
2.「アル」:定冠詞の「アル」ですが、この場合は前の名詞に別の名詞がくっつく時に使うものです。
「~の」という意味を持たせる役割で、文法用語では「イダーファ表現」といいます。
前の名詞にくっつく時は「ア」の音が落ちるので「ル」のみの音になっています。
3.「ハイル」:名詞で「良いこと」「善」を意味します。
この2つが合わさって「ルハイル」になっています。
定冠詞「アル」の働きで、前の「朝」という単語に「善の」もしくは「良い(良いことの)」という意味になってくっついているイメージです。
これで「良い朝」「善の朝」という意味になりますね!
Good morningも直訳「良い朝」なのでほぼ同じですよね。
「さようなら」は「安全とともに」
次は「さようなら」の表現です!
「さようなら」は「マアッサラーマ」で「安全とともに」という意味になります。
アラビア語で書くとこのようになります。
詳しく分解して分析
では「マアッサラーマ」を分解してみていきましょう。
マアッサラーマの分解した意味
1.「マア」:前置詞で「~と一緒に」を意味します。
2.「アル」:定冠詞で意味は英語でいう「the」です。
今回の場合、前の前置詞を受けて「ア」の音が消えて、後ろのサラーマの影響で「ル」の音も落ちています。
3.「サラーマ」:名詞で「安全」「無事」を意味します。
前回「アル」と「サラーム」が一緒になると「アッサラーム」となるとお伝えしました。
同様に今回も「アル」と「サラーマ」が一緒になって「アッサラーマ」となり、「ア」の音が落ちて「ッサラーマ」となっています。
これに「マア」がくっついて「マアッサラーマ」です。
これで「安全と一緒に」という意味になります。
英語もアラビア語もさようならは「相手の無事を祈る」
前回も言いましたが、英語だとさようならは「Goodbye」で、もともとは「(May) God be with ye(you)」で「神のご加護あらんことを」という意味でした。
ちなみにスターウォーズだと、神のような導きの役割をフォースが担っているので「May the Force be with you」(フォースとともにあらんことを)となっています。
アラビア語も「安全とともに」という意味なので、相手の無事を祈るという意味で近しいものがありますよね。
ちなみに、さようならの表現では「アッラー ユサッリムカ」で「神があなたに安全を与えますように」と意味する表現もあったりします。
それに関してはまたのちのちアッラーを用いた表現シリーズとして紹介します!
まとめ
今回は「おはよう」の表現「サバーフ ルハイル」と「さようなら」の表現「マアッサラーマ」を紹介しました!
あいさつに祈りの意味がこもっているというのは、日本人的にはなんだか不思議な感じですよね。
次回もお楽しみにしていてくださいね!
追記:次の記事できました!「元気ですか?」を意味する「カイファハールカ?」についてです!
アラビア語のオススメ勉強法はこちらからご覧ください。
関西でアラビア語個別指導レッスンをしていますので、教わりながら勉強したい方はぜひお申込みくださいね!
クウェート留学相談も受けていますので、このブログの「お問い合わせ」、もしくは系列サイト「よしくんマディーナ」の以下のリンクを参考にぜひ連絡ください!
読んでくださりありがとうございました!