【アラビア語文法】77~80:アラビア語双数形の表現

今回は「2つの~」や「2人の~」を意味する双数形という表現を紹介します。

アラビアは、2人の場合には双数形を使う

アラビアは、2人の場合には双数形を使います。

双数形になると、主格の場合アーニという音、属格対格の場合アイニという音が後ろに繋がります。

「先生(男性)」を意味するムダッリスが双数形になると、主格の場合ムダッリサーニ、属格対格の場合ムダッリサイニです。

「先生(女性)」を意味するムダッリサ(トゥン)が双数形になると、主格の場合ムダッリサターニ、属格対格の場合ムダッリサタイニです。

タ―マルブータは、双数形ではアーニが末尾につくため、ターに変わって表現されます。

「これ2つ」や「この2人」もアーニの形で表す

「これ」を双数形にする場合はやはり末尾が「アーニ」の音になります。

「これ2つ」を表す場合、男性名詞を指す場合はハーザーがハーザーニになります。

女性名詞を指して「これ2つ」の場合はハーズィヒからハーターニになります。

文章では関わるもの全て基本的にアーニの音になる

例えば「この2人の先生は有名です。」であれば、 ハーザーニ ル ムダッリサーニ マシュフーラーニとなります。

ハーザーニ:「これ2つ」を表し、後ろの名詞に定冠詞アルがあるのでくっついて「この〜」を意味する。
ル:定冠詞アルが前に名詞があるためアが発音されず、ルだけになっている。
ムダッリサーニ:「先生」の双数形。2人の先生

上記ここまでが主語で「この2人の先生」。

 

以下が述語で「有名です」。

マシュフーラーニ:「有名な」を意味する形容詞マシュフール(ン)が、主語に合せて双数形になった形。